『ヴァン・ヘルシング2』の登場モンスター

図書館のDVDコーナーで

吸血鬼ドラキュラ [DVD]

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を借りてきた。エドガー・ライトが選んだ英国映画100選にも入ってるハマーホラーの名作である。主人公はヴァン・ヘルシング博士である。


そんでもってヘルシングってこって。
ヴァン・ヘルシング』の主演のオファーがあったとき、ヒュー・ジャックマンは同タイプの主演シリーズが二つになることに二の足をふんだそうである(『別冊映画秘宝 ヴァン・ヘルシングインサイダー (洋泉社MOOK)*1ヒュー・ジャックマンインタビュー)。幸か不幸か、ご存知の通り『ヴァン・ヘルシング』はアメリカ国内では製作費・宣伝費を合わせた額の約半分の興収しか挙げらず*2、ジャックマンの心配は無用のものとなって、彼はウルヴァリンに思いっきり専念できるようなった。

ところで、もし続編が作られていたらどのようなモンスターが登場したんだろうかなんて考えてしまった。この映画って町山智浩師に日本のマンガ・アニメからの影響(というかパクリ)を指摘されていた*3んだけど、ふと先日読んだ石川賢版『変身忍者嵐』を思い出して、その中にその答えがあるような気がしてきた(別に正解なんかあるはずないんだけど)。このマンガはテレビの特撮番組のコミカライズって形をとっておるが、そのスプラッター描写にケン・イシカワの本領が発揮されており…ってのはこの際置いといて*4、いちおうテレビの順番をかいつまんで敵が登場する*5んけど、後半の西洋妖怪軍団の面子がまさにドラキュラ、狼男、フランケン(シュタインの怪物)といったユニバーサルモンスターズなんである。この怪人・妖怪の一覧を眺めると、テレビに出てきてマンガに出てきてないミイラ男(マミー)は微妙んだけど、どっちにも登場しない半魚人はおそらく続編にも登場せずに、テレビにもマンガにも登場したメデューサやゴーレム等がヘルシングたちの敵となるのではなかったのではないかなんて考えてしまうのである。


とかなんとかで、今年も秘宝(特に初期の)を心の糧に生きていきます。

*1:そういえば『別冊インサイダー』まで出しておきながら0年代ベストでは30位にも入れない秘宝もひどい

*2:http://www.the-numbers.com/movies/2004/VHELS.php

*3:

ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 3 (映画秘宝COLLECTION 37)

ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 3 (映画秘宝COLLECTION 37)

*4:

*5:変身忍者 嵐 - Wikipedia