『PLUTO』の底本(というか横本)は講談社全集?

子供のころ読んだ

「地上最大のロボット」を今更ながらに買った。


最初に見開きの「詩」の後に作者手塚治虫が作品の豆解説があって物語が始まる

という構成。手元にある講談社手塚治虫全集

の場合は、その3ページが無くって、いきなりプルートォ登場ではじまるもんだから、頁の左右の組み合わせが違ってる。よほどこのイントロが頭にこびりついてるだろう。全集版にも付いてるもんと思って読んでいて、さっき確認するまでなかったことを知らなかった(あるもんと思って脳内編集して読んでたようで)。


まあ、そんな作品の異動に関してはいろんな方の研究があるからさておき、『PLUTO』全8巻を引っ張り出してきて、ちょっと驚き。B6版の全集第13巻をその8冊を並べて、背に被せるとぴったりおさまる。

ところが、新書版ではちょっと余る(縦は当然として横も)。

手塚治虫 のすべて(encyclopedia of Osamu Tezuka)によればB6版で発行されたアトム「地上最大のロボット」は全集版だけのようだ。もしかして意図的にあのヴォルーム(約1600頁)にしたんだろうか?


こんなのが分かるととたんに、今までちーっとも気にならんかった、復刻が気になってきた。あんまり「欲しい」とは思わんけど。

PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル

PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル


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