ほんと、どいつもこいつも
高校生のとき、初掲載誌の雑誌で読んで感動して、いつかこの作品を映画化したいとずっと考えてたんです。
四月怪談―小中和哉監督作品 (アニメージュ文庫 (F‐013))
巻末の監督小中和哉のインタビューの一節。「四月怪談」の掲載は「ギャルズライフ」79年6月号。よりによってギャルズライフ!である。姉妹も女友達もいない小中高時代を過ごした人間には考えられない所業である。これが一年前なら不倶戴天の敵となったであろうが、今では羨ましい限りである。
それにしても、である。『グーグーだって猫である』の犬童一心といい、
『毎日が夏休み』の金子修介といい羨ましいもんである。
犬童と金子といえば
- 作者: 大島弓子
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それからそのインタビューでは弦之丞の扱いに困ったことを吐露してて
最大の理由は、中世的な弦之丞が少女マンガならではの設定だと思ったんです。(略)実際に男の役者でやったら、どうも気持ちが悪い。女の子にやらせてみたらどうだろうと考えたんですが、もうひとつしっくり来なかった。男でやろう。
なんていってるわけで。いや、これって萩尾望都『トーマの心臓』→金子監督『1999年の夏休み』で見事にやられちゃったことでさ(公開時期はかぶりまくり)。ああこの映画見て、このインタビュー読んだことも、『グーグー』でサバを大後寿々花が演じた一因になったんじゃないのかなぁ、とか。
それはそうと、なんでこれって「徳間アニメージュ文庫」で出たんだろ。原作は朝日ソノラマ・サンコミックストロベリーのまんまなのに。
- 作者: 大島弓子
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- 発売日: 1987/09
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