今見てよかったのかも

スローなブギなんてできん、できんもんはできん! - BEAT-MANgus(椣平夢若食い散らかし記)


中古ゲームでも買おうかなっふらっとツタヤに寄ったら、中古DVDが安かったんで*1

ハチミツとクローバー 第1巻 [DVD]

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んでもってレンタルをのぞいてみたら
スローなブギにしてくれ [DVD]

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があった・・・オンラインじゃねーよっとことになってたのに。というか「角川映画」がやたらと充実してた。
ま、「80年代」懐古ってことみたいなんだけど、「70年代」と「80年代」の区分けが曖昧というか変というか。製作年をちゃんと確認するくらいの(めんどくさいんで略)


で、その『スロブギ』。明らかにハルキ・敏八・栄一による「さらば70年代」映画だった。劇中テルオ(原田芳雄)の年老いた両親が旧世代として登場し「私たち古いもんにはわからん」ってなセリフをはくんだけど、言われている方の原田芳雄山崎努もかなりいい年こいていて、けっして「新世代」でもなんでもないのである。これってももう押し寄せる「新人類」(まだこの言葉は一般化されてなかったけど)の予感を感じ取った三人のカウンターだったような気がする。だって、ハルキは「新しい才能」には敏感だから、時代におもねるような作品を作りたかったんだったら大森一樹

風の歌を聴け [DVD]

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あたりに撮らせることも出来たじゃんないかと。でも、そーしたらあのOPあけの浅野温子の根拠なき目力と山崎努のほのかな狂気が交錯するなんてもんは出来んかったはずなんよね。その直後の山崎の高架下へのネコ放り投げなんて、鳥肌立っちゃったし。


でも、これを当時見てたら拒否反応しめしたかもなぁ。

*1:どーも中古DVDCD売り場を無くすっぽい