水にまつわる映画にまつわる水

そういえば、ちょっと前に「宮崎駿監督、増水犠牲の園児に「ポニョ」贈る」(魚拓)てなニュースがあった。僅か数メートルの増水で死者が出るんだから、あの魚の子が起こした増水は幾人の死者を出したんだ?ってなのを書いてた人もいたはず。
で、突然ふと思い出したのが石井聰亙監督が『水の中の八月』

水の中の八月 [VHS]

水の中の八月 [VHS]

を撮っていたころの福岡。

7月13日には福岡県内のダム貯水率が60パーセントを切り、7月14日には福岡管区気象台が九州北部に「少雨と高温に関する情報第一号」を出して水不足に対する警戒を呼びかけた。7月20日には福岡県内のダム貯水率が50パーセントを割り込み、7月21日には太宰府市で夜間断水が始まった。7月25日夜、台風第7号による雨が降ったものの状況は改善されず、7月27日には大野城市、8月4日には福岡市でも夜間断水が開始された。
平成6年渇水 - Wikipedia

劇中突然倒れる人びとの描写があり、イベントで石井監督は「かろのうろんの食いすぎで倒れたわけじゃありません」とギャグを飛ばしていたが、客席はみんな渇水の記憶が鮮明だったため、心なしか笑いに力がなかった。

『水の中の八月』といえば、公開初日に小嶺麗奈ちゃんを見ようと劇場に足を運んだら彼女来てなくてがっくり、でも松尾れいこちゃんは来てて可愛いなぁと思っって持ち直したんだけど、客席が満杯じゃなかったんで初日なのにと他人事ながら心配になった。でもでも、数日後にIMSで開催された上映イベント(元ロッカーズの鶴川さんも出演してた)は長蛇の列だったんで、なんだこりゃと思ったんだよな。