鈴蘭ウルルン滞在記

土曜日キャナルで『http://www.crows-zero.jp/index.html』を見てきた。
一応三池崇志監督作品なんだけど、あの時スクリーンの前にいた人間で、三池映画を観に来たなんて人はクローズゼロ=ほぼ皆無だったろうね(ひとり仕事中っぽい50代の人が開巻直前に入ってきたんだけど、あの人も違ってたような)。かくいう僕も小栗旬主演の映画を見にいったんだけど。で、その客席のほとんどが女の子だったのはまあ小栗旬山田孝之目当てってことなんだろうけど、中高生男子は何やってんだ?まああんまり期待してないんだろうけど、東宝もTBSも。
上記の二人も『BE-BOP』の仲村トオル清水清水宏次朗どころか、『湘爆』の江口洋介織田裕二よりもって感じでさあ。
しかし、まあホント大人の事情がやたらと透けてる映画だった。
『パッチギ』役者の高岡蒼甫桐谷健太波岡一喜(こいつ『ちりとてちん』でもしばかれてた)なんてのはご愛嬌として、渡辺大(父:渡辺謙)、橋爪遼(父:橋爪功)、小柳友(父:小柳トム)ってな二世俳優陣てのも良いとして(この三人がセットで出ていたらブラザー・コーンの娘が参加していた小夏・ひとみ・レイナの『手のひらを太陽に』を思い出していたかも)、なんかさぁ、深水元基桐谷健太大東俊介が「ウルルン」出演者*1ってんで、どっかウルルン臭がしたのがなんか気持ち悪かった。
だもんだから、この手の抗争ものの定番"反則"である、女の子拉致に関してもなんかなぁなぁになっていて、さっすが反則に非常に甘いTBSの体質そのものじゃないか、って思ったりして。
たーだ、やべきょうすけが何げに見せる右ハイキックが妙に鋭いとこや高橋努鈴之助の二人にもちゃんと見せ場が用意してあったとこなんかは良かったかも。