テヅカグランチャイルド

特典ブックレットのスペシャルブックにポン・ジュノの手による絵コンテ集が掲載されて、こいつ漫画家になりたかったというのホントだったんだなぁ、だけど映画監督ほどは才能ないなぁなんて。
で、ポン監督は浦沢直樹のファンだというのも有名な話。

ジュノ : 本当に以前から先生の作品は拝見してまして、約6年前に『ほえる犬は噛まない』のシナリオを書いてるときは、『HAPPY!』を片手に持って、読みながらシナリオを書いてました。前回の『殺人の追憶』のときは『MONSTER』を読んでいましたし、今作『グエムル/漢江〈ハンガン〉の怪物』は『20世紀少年』を片手にシナリオを書いていました。いつも楽しく拝見してます。
http://www.pia.co.jp/special/guemuru/urasawa_juno.html

でもって、ポン・ジュノといえば今村昌平の影響下の「重喜劇」だの、スピルバーグばりの残虐ギャグとの共通点などといわれるが、でも、それって手塚治虫もそうだよなぁとかも思ったりして。

初期の手塚は、シリアスな場面になると、わざとぶち壊しのギャグ挿入したり、全く本筋に関係ないドタバタやモッブシーンを挿入して遊んでしまうことがあった。(p72 「ヒョウタンツギ 方法的アソビの意味)

手塚治虫はどこにいる (ちくま文庫)

手塚治虫はどこにいる (ちくま文庫)

次回作には是非いきなりスパイダーが唐突に登場して「オムカイデゴンス」なんてやってもらえんもんだろうか。


で、気になる次回作。対談の最後にポン監督ったら最後にこんなこと言ってるけど

あと7時間くらいお話したいんですけど、あまり引き止めると『20世紀少年』の続刊が出ないのでこのへんでやめときます。楽しみにしてます(笑)

もしかして、その場で

PLUTO (2) (ビッグコミックス)

PLUTO (2) (ビッグコミックス)

の映画化権強奪してくれたりしてないかなぁ。
でも、そうなったらそうなったで、神木隆之助くんがアトム演じるのはもう無理なのかとか、ウランちゃんは福田麻由子ちゃんだよなとか妄想したりして。
で、ゲジヒトをディカプーが演じたいとか言う噂がたってネットで反対運動が起こって、そんな話ハナからないのに「ソン・ガンホはドイツ人には見えん」とかいう批判が起こったり、ハリウッド版の監督が大方の予想のスピではなくマイケル・ベイに決まったり・・・