映画の噂

4月1日発売の映画××によると…
とある制作発表前のとある映画の脚本に司直の手が及ぶ可能性があるらしい。
というのもその映画は「主人公の男の子が快活で颯爽としている」らしく、この部分が一昨年に国会で"僕らがちーっとも知らない間に"可決された「映画における主人公の男のあり方に関する法律(通称シンジ法)」に抵触する恐れがあるからである。
http://houritsu-joubun.or.jp/eiga.html
その条文では「全国100スクリーン以上で同時期に公開される映画の少年の主人公はうじうじしていてなければならない」と定められており、そのため昨年公開の『CASSHERN』や『DEVILMAN』、先日公開された『鉄人28号』でも、主人公の少年は主体性の欠片も力強い意思も持たずに、ただたたウジウジしていて観客を極度にいらいらさせることになったのであるが、法律を遵守した結果ああなったので、誰も制作者を責めることは出来ない。
今回の映画の関係者はこの法律を知らなかったらしく
「単に流行や制作者の好みあんな人物を描いているものと思っていた」
と困惑の表情を見せているらしい。
「ただ、国が決めたことなら従います」
と争う気持ちはさらさらなく、おそらく「カッチョイイ」役は全て女性に脚本を書き換えるなどの対応して制作を進めていくと見られている。