まさに金なりゃなにしてもいいのか

「金になりゃ何しても良いのか」の総本山と化した感のあるソフトバンクだが、以前から問題になっていた、代理店によるマジでうざい勧誘商法に行政指導が入った。
ソフトバンク傘下の日本テレコムに行政指導・割安電話営業で苦情続出

 ソフトバンク傘下の日本テレコムが昨年12月に始めた割安固定電話サービス「おとくライン」について、過剰な電話営業へのクレームが絶えないとして、総務省ソフトバンクグループに販売活動の大幅縮小を求める行政指導をしていたことが25日明らかになった。これを受けて同社は今月中旬、代理店10社に営業停止処分などを実施した。総務省は「1カ月以内にクレームが減らなければ新たな指導も検討する」としている。

 おとくラインはサービス開始以来、「何度も電話勧誘され迷惑」「申し込んだ覚えがないのに勝手に申し込まれた」など過剰な営業活動へのクレームが総務省に届いていた。これまで総務省ソフトバンクグループに数十回の口頭注意を実施。しかし状況が改善せず、2月以降にはさらにクレームが増えたことから、今月に入り、担当役員に営業停止などを含めた厳しい措置を取るよう行政指導した。

ソフトバンクはどこにいく

東西NTTとトラブル勃発
 このソフトバンク・グループの新たな主役ともいえるおとくラインを巡り,事業者間でのつばぜり合いが激しくなってきた。
 例えばNTT東西地域会社。両社は2月23日,「おとくライン」を巡り,異例とも言える抗議文書をWebサイトに掲載した(関連ページ)。その中には次のような一文がある。「日本テレコムが要請していた月数十万件の工事予定件数を大幅に下回り,準備した体制が無駄になる等の損害を被りました」。
 事の発端はある雑誌の2月15日号に掲載された日本テレコム幹部の発言。内容は,事業者間の接続交渉への返答や,おとくラインADSLとの併用条件,開通遅れの状況などについて,いわゆる旧来のNTT的な体質を指摘したものだった。
1000回も打ち合わせして態勢を整えたのに
 この日本テレコム幹部の発言に東西NTTが「事実に反している」と反発。それが先の抗議文になった。
 NTT東日本の幹部は「今回は本当に怒った。昨年から『おとくライン』のサービス開通に向け1000回近くの打ち合わせに応じ,工事のキャパシティや受付スタッフを確保し協力体制を築き上げきた。それなのにどういうことか。記事の訂正を出してほしい」と憤る。
 当の日本テレコムは東西NTTの文書に対して「特にコメントはない」(広報室)としている。
おとくラインの営業手法も火種の一つだ。
 おとくラインの営業には日本テレコム本体のほか,同社の代理店や元々Yahoo! BBを販売していたソフトバンク・グループの代理店などが一斉に乗り出した。結果としてADSLで繰り広げられた獲得競争が再燃。「これまでの日本テレコムは商社系列の代理店でマイラインを営業していた。おとくラインは完全にソフトバンク系。どうみてもいままでの日本テレコムとは違う営業手法」(マイラインを提供するある電話事業者)。

例によって責任の所在もはっきりしていないし、電話かけてくる人間の理解度も低いといった「yahooBB」初期からのトラブルがそのまんま放置されたまま。
そう、ソフトバンクは今まで自分たちさえ儲かればどんなトラブルを業界に持ち込もうが、ユーザーが困ろうが知ったこっちゃないという姿勢を頑なまでに貫いてきた。
それに、名簿や通信ログの流失なんかのトラブルでも他のキャリアや接続業者の追随を全く許さないブッチギリの独走状態のソフトバンクである。
携帯電話事業の新規参入でも既存の事業者に「後からやって来て、自分たちの都合の良いようにしてくれといわれても」「単なるわがまま」と一笑に付されていたのも記憶に新しい。
あのCEOがいう「礼節」の欠片もそこにはない。
こんなん会社を「ホワイトナイト」とか読んでる、メディアもフジもお目出度いにも程がある。
昨日の「報道ステーション」で天野っちが「TVのジャーナリズム」としての論点とか何とか」な老人ボケ連発していたが、こんなことも見えてない(見ようとしていない)TVがジャーナリズムを称するとはかなり片腹痛いぞ。