ノーパン・・・ツでもティでもなくフの話・・・・・・今でもそれは時をかけてる

ハルキ映画ジャケ『野獣死すべし』の写真家長濱治は、もいっこハルキ映画の仕事をしていて、それがなんと

ハルキ監督版『時をかける少女』。
日本映画データーベース*1によると、長濱のクレジットはヴィジュアライザーという、おそらく映画にまつわるヴィアル=写真のあれこれを担っていたと思しき部署で、写真集

時をかける少女―中本奈奈写真集

時をかける少女―中本奈奈写真集

の撮影も担当している*2
そんで、この映画、劇場用パンフを作ってなかったらしい*3


ちなみに

時をかける少女 (ハルキ文庫)

時をかける少女 (ハルキ文庫)

には、旧角川版
時をかける少女 (角川文庫)

時をかける少女 (角川文庫)

に収録されている「悪夢の深層」「果てしなき多元宇宙」の2編は入ってないかわりに大林宜彦監督の解説(「キネ旬」での石上三登志先生との知世版『時かけ』に関する対談の抜粋に、監督の筒井文学論)が載っていて
時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

はその3編に江藤茂博氏の解説を加えた内容で、一冊ならどれを買うのがお徳なのか迷う、なんだか古本屋喜ばせの内容。


で、なんとNHK『続・タイムトラベラー』のノベライズ『続・時をかける少女

が復刊とのこと(作者は筒井康隆先生じゃないことに注意)。

続・時をかける少女 (Fukkan.com)

続・時をかける少女 (Fukkan.com)

この元本が鶴書房から発行されたのが1978年3月で、原田知世南野陽子は10歳。内田有紀は2歳。中本奈奈は生まれたてのほやほやの3ヶ月ちょっとで、仲里依紗どころか安倍なつみでさえ生まれてないのだ。しかも、この時すでに『続タイムトラベラー』の放映から5年以上たってたというのが、とてつもなくすごい。さらに最初に『時をかける少女』の連載が始まった時ということなら、知世ちゃん、南野でさえもこの世に生れ落ちていない。


そんなまさに時を越え、時を超え、愛される『時をかける少女』たちの中でミソっかす扱いのハルキ版に関わったことを長濱先生はどうお感じなんだろうか。

*1:http://www.jmdb.ne.jp/1997/du003030.htm

*2:ちなみに前日の『野獣死すべし』はスチル担当は関谷嘉明で別人なのだが、こっちどうだったか不明

*3:http://twitter.com/#!/molmot/status/9986565274