角川文庫とハルキ映画の盛衰

ナイルの宝石 (角川文庫)』についてた帯は

他所の映画の原作本にハルキ監督作品の告知が堂々が入ってる。
これは『戦争の犬たち (下) (角川文庫)』のころににも、しっかり『スローなブギにしてくれ』を入れてた

のも同様なのである。
ところが後藤久美子主演映画『ラブ・ストーリーを君に』の原作『眠れローレンス』のころになると

角川文庫刊とはいえ、ハルキ映画ではない『帝都物語』と、当時大いに売り上げに貢献していたであろう栗本薫のイベント告知だったりする。
この時期『黒いドレスの女』/『恋人たちの時刻』と『ぼくらの七日間戦争』/『花のあすか組』の狭間であり、コンスタントに映画製作ができなくなってるころだったりするのである。