「独断」や「偏った」っていってもさぁ
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2010/03/20
- メディア: 雑誌
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まあ、編集部が今回つけたタイトルの「偏った」ってのは解らんでもない。
蓮實重彦*1の74年邦画6位のアレや7位のコレ、77年3位のソレ、79年2位のアンナノとか、キネ旬ベスト10*2の73年6位のアレ、79年4位のアンナノ、85年6位のソンナノとか、『官能のプログラム・ピクチュア』*3で見開きでレビューされているアレやコレやアンナノとか『PINK&PORNO―銀幕のエロティシズム』*4でピックアップされているアレやコレやソレやアンナノが「抜けている」といいたいのだろう。
「映画秘宝」ってその前身の「映画宝島」も含めて、そもそも「偏った」雑誌やったわけでさぁ。とあるスタンダードから外れたくらいでいちいち「偏った」なんて言い訳せんでもよかろうもん、と思うんだけど。
*1: 映画はいかにして死ぬか―横断的映画史の試み 蓮實重彦ゼミナール
*2: キネマ旬報ベスト・テン80回全史―1924ー2006 (キネ旬ムック)
*3: 官能のプログラム・ピクチュア―ロマン・ポルノ1971-1982全映画 (1983年) (本の映画館/ブック・シネマテーク〈6〉)
*4: Pink & Porno―銀幕のエロティシズム (ネコ・シネマ・ブックス)