謎のメモつき

これまた香椎で買った本。


帯が

<角川映画>、笑いに挑戦!
あの金田一耕助
コメディーに登場

でカバーが和田誠の絵という、ハルキ映画2本目の横溝正史金田一耕助ものの原作文庫。
んで、この『〜の冒険』は映画ごとに監督・主演をかえて自分で築いた「横溝ブーム」の有効利用するといった、これまた正気のハルキのすごいだかすごくないんだか分からない部分(普通のヒトならシリーズ化するよね)をある意味象徴している作品のひとつ。今回はTBS横溝正史シリーズですでに10回以上金田一を演じておなじみの古谷一行(MEGUMIの義父)と、当時新進気鋭の映像作家だった大林宜彦(今月号の『秘宝』での『時かけ』話がまたいろいろ面白い。『時かけ』があくまでB面だったということを再確認)というカップリング。
(参考:http://www7.ocn.ne.jp/~yokomizo/haiyaku-hyoushi.html) 


んで、今回買ったものには前の(もしくはもっと前の)持ち主のメモが挟まってた。

奥付を見ると79年の初版なんで、たぶん僕で数人目の所有者だと思うんだけど、僕んとこにくるまでにどの地点でこのメモが挟まったんかが非常に気になる。もしこれが最初の人が書いたもんで、その人が売る・・・誰かが買う、そして売る・・・んで誰か買う売る・・・という際に誰もこのメモを外そうとしなかったのはなぜ?という大いなる謎の前では、中身がどうのってのはたいした意味はない。