ハルキ映画と角川映画
『汚れた英雄』の劇場用パンフにその時点での「角川映画全リスト」ってのが載ってたのでそれを眺めていると、『悪魔が来りて笛を吹く』『白昼の死角』『魔界転生』『蒲田行進曲』『この子の七つのお祝いに』の作品の頭には★(星)が付いてて、これは「角川春樹事務所企画作品」だとのこと。つまり「製作」に角川春樹事務所が加わってない作品だということなのである。だから厳密に言うとこれらは「ハルキ映画」であっても「角川映画」ではない、っていうこともできるわけだ。
あーーーあ、である。
以前この日記で、文庫本の帯で「角川映画化」って言葉はいつごろから使われだしたんだろうなんてことを考えたんだけど、それは実にマヌケなことをやってたってわけだ。
上から『白昼の死角』『魔界転生』『蔵の中』『悪霊島』『伊賀忍法帖/汚れた英雄』といった風に帯を並べてどーのこーのいうのはあまりに無意味なことなのだ。だって上の2本はあくまで「東映映画」だったわけで。
やれやれ、である。