まさかあの人を思いうかべながら読もうとは
またミステリを読んでる。
この日記のために映画ジャケに目覚めたばっかりにハルキ映画の赤川次郎、大薮春彦、横溝正史その他を読んだり、ネット上で知った宝島すごミス関連を読んだりで、ネットをやる前の10年で読んだミステリはたぶん彩辻行人のなんか一冊だけだったのに、である。
で、今回読んでるのは
- 作者: 今野敏
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2004/07
- メディア: 単行本
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テレビの『ハンチョウ』の原作シリーズの一冊で前からどれか読もうと思ってたところを、速水健朗さんの
角川春樹事務所のPR誌『ランティエ』押井守×今野敏<特別対談>の進行・構成をやりました。
押井守×今野敏 特別対談 - 【B面】犬にかぶらせろ!
って記事で背中を押され図書館に行ってきた。検索機の前に立つまでは、出来れば「神南署」の巻を読めればなぁなんて思っていたんだけど、それはとってもスウィー太くんの考えだったようで、ことごとく「貸し出し中」の赤丸が表示されており、ただ一つ残っておったのが、この『半夏生』といった次第。やっぱ人気あるんだなぁ。
今回作品をピュアに楽しむために、なるべく頭の中で佐々木蔵之介、中村俊介、塚地武雅等の顔(間違っても黒谷友香のおっぱいではない)を思いうかべずに読もうと心に決めて読み始めた・・・つもりだったのだが14頁のしょっぱなで
原田省一は、お台場の中を歩き回っていた
って一文を読んで撃沈。だって原田省一なんだもん。「仁義なき戦いシリーズ」で山城新吾演じる江田省一(『広島死闘篇』では省三)のモデルが原田昭三氏だってことを作者が知らないと思えない。そうなったらもうこの人を演じてる山城新吾の姿が頭に浮かび・・・なんだか眼帯つけてそうだし・・・ご祝儀もらってへらへらしたり・・・「半殺しは可哀相じゃけ一思いに殺しちゃれ」とか言いそうだし・・・ダメだ!素直に読めない!!
- 作者: 杉作 J太郎,植地毅
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1998/05/01
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本当にただのお調子者だったとは思えない。前述したように第一次抗争では派手な戦勲をあげているし、昭和45年の山田久三代目襲名、それに伴う共政会の一本化に関しては、多大な働きをしている
実録「仁義なき戦い」・戦場の主役たち―これは映画ではない! (洋泉社MOOK)
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 1998/02/01
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という人物なんである。
ということで一旦本を閉じて落ち着こうと思ってこれを書いてるところである。