105円で集める町山智浩

宝島関連


ニューウェイブ世代のゴジラ宣言』
ヤフオクで手に入れたあとにやたらとブックオフの105円や雑誌コーナーで目にした本。景山民夫が宝島文化人(笑)だったってことが分かる点でも貴重だし、若き日のみうらじゅん岡田斗司夫などの顔を拝めるのも嬉しい。『星くず兄弟の伝説』の宣伝本でもあるんで岡崎京子ファンにとっても、何かのついでに買う価値はあるはず。



別冊宝島100 映画の見方が変わる本』
タイトルが『映画の見方がわかる本』につがなり、サブタイの「映画の秘境を探検する」が「映画秘宝」につながってるけど、『別冊宝島330 アニメの見方が変わる本』にはつながってるようなつながってないような本。
どーせ古本で買うなら「JICC」発行の方が本棚で栄えるんじゃないかと思う。


そんで

『映画宝島 創刊準備イチかバチか!号』はあんまりみかけないんでおいといて



『怪獣学入門!』
初版と再版以降で収録が違う(「幻の12話を20年間追いかけた男」が掲載の有無)んだけど、さして重要じゃないと思う*1んでどっち買っても良いと思う。



『地獄のハリウッド』
映画欠席裁判3]』でおしまれつつも活動休止した映画漫才コンビFBBの栄えある初舞台としても、『殺人事件がわかる本』や『この殺人がすごい!』のルーツ(これらのタイトルが町山テイストっぽい)としても重要であるが、伝説のエロ雑誌「クラッシュ」の古書価がやたら高かかったりするんで、「CELEBRITY SLEUTH」誌の紹介が嬉しい・・・かも。



別冊宝島104 おたくの本
町山師(M)が右翼の事務所に呼び出し食らったのがきっかけで誕生し、もう一人のMのおかげでベストセラーとなったという、実にドラマチックなムック。執筆陣にみうらじゅん中森明夫の二人の名前があるのも感慨深い。



別冊宝島120 プロレスに捧げるバラード』
あの感動的なミッキー・ローク主演『レスラー』の劇場用パンフのさらに感動的な町山師の文章を飲み込むためにはこれと『映画宝島 異人たちのハリウッド』を読まなきゃいかんと思う。それから杉作J太郎氏は『天田麗文物語』をとっとと映画化するべきだ。

編集した単行本・その他

トンデモ本の世界』は有名すぎるほど有名すぎる(町山師が編集したこと知らない人は多いだろうけど)んでパスして

根本敬『人生解毒波止場』
帯付かどうかで価値が大きく変わる本。

参考:「わかってもらえるさ」RCサクセション - 映画評論家町山智浩アメリカ日記



張明秀『38度線突破』
サブカル保守 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記で紹介されている本。
最後に「僕は文章を「けんかえれじい」風に仕上げたので、痛快青春小説としても楽しむことができます」とあるように、梁石日的な破滅の美学を期待してはいけなくって、中場利一っぽいハチャメチャを愉しむ方が良いと思われ。



ついでに編集したわけでもなんでもないけど

噂の眞相別冊 日本の文化人』 
「所詮はサブカル保守」を活字で確認したい人はこれを読むとよろしいかと。たーだ「噂の眞相」編集部がサブカルをよーわからんもんと考えてこの言葉を発したことを味わいたい人は『噂の眞相2 満身創痍から波乱万丈の20年史』の「サブカル女子大生コンビが語る『噂の眞相』の"感覚批評"」を読むといいかも。