春は緑色
恋は水色だったら、たぶん春は緑色。HALはsomething wonnderful色。(ハル)は深津色。そういえば、リボーンのファンは京子よりハルにシンパシー抱いてるよね。
何はともあれ
- 作者: 望月花梨
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2001/11
- メディア: コミック
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を読んだ。
ところでタイトルの「緑の黒髪」って何なんだろう。たとえば「緑」が人名だったら誰だってすぐに分かるんだけど、主人公は「いずみ」と「悟郎(ゴロー)」(もっというなら「小野さん」と「小野くん」であるからそーではないようだ。あと、舞台が熊本市黒髪*2であればすっきりするんだけど、そんなもんは梶原一騎×影丸譲也の『武夫原頭に草萠えて』*3なんていう正反対の劇画だけだろう。劇中ハカタを「南」の「暖かい町」と表現しているんで、それより南にある黒髪のはずはない(冬はハカタよりは寒いけど)。
ひとまず彼女と彼が住んでる場所が寒いとこなのは確かのようだ。
私たちの
住む町は
冬が長くて
星がきれい
(8頁)
この町に
春が来るのは
いつだろう?
(87頁)
小野いずみと小野悟郎になって以来、いずみの黒髪は家族の微妙なバランスを保つためのキーアイテムだった。そのバランスってのはいくら「星がきれい」だろうとどっか「冬」だったに違いない。
だから今度は
髪を伸ばしながら
私が待ってる
その町に緑萌える春が早くくることをねがいたい。