今日買った本 

ブックエコ福間店で3冊。

映画好きなんだね、それ以上に

ロマンポルノ女優 (河出i文庫)

ロマンポルノ女優 (河出i文庫)

河出のエロス方面のi文庫の一冊。彼女自身がにっかつ(この本では「日活」という表記で統一されてるけど)ロマンポルノの女優で、その視点でロマンポルノの女優を語るってな趣の本。名画座を巡って旧作をみたり、シナリオや映画関連書籍を読むなど、今「映画ライター」となるためにはやっちゃいけないこと*1をしっかりやっているとこに、この人ホント映画好きなんだなぁ、と。
でもって、それ以上にこの人「女優さん」が好きなんだろう。もう本の前半のあこがれの女優を語る際の興奮が頁からこぼれ落ちそうなんである。だからだろうか、後半のちょい「先輩」の人たちのころになると若干テンションが下がってきてしまうんだけど、それもご愛嬌。
で、表紙のポスターなんだけど、ふと『官能のプログラム・ピクチュア』と重なってるのはなんて考えて(ちなみに重なってるのは『団地妻昼下がりの情事』『花と蛇』『ピンクのカーテン』)、両者を比べて、どうして美保純はピックアップされてないんだろうと思った。あと『官能』で使用されてるポスターの主演女優で取り上げられてないのは田中真理と風祭ゆきと泉じゅん。他の人なら"なんでだよ"となるところを、"ま、彼女の趣味なんやろ"と思ってしまえるのもまた一興。

・・・

ガース柳下先生の小遣い稼ぎなんだろう

ズバリ図解 凶悪犯罪の歴史 (ぶんか社文庫)

ズバリ図解 凶悪犯罪の歴史 (ぶんか社文庫)

パラパラめくっててふと手が止まった、いっちゃん最後の方の「日本の凶悪犯罪」にあきれる。ガース先生ちゃんと監修してくださいよ。

女エッチ漫画家

という、まあ今考えると非常に失敬なくくりで呼ばれた一群のおひとりの原律子

奉仕ノ白薔薇

奉仕ノ白薔薇

僕の中では今原律子への興味はすっかり失せていたんだけど、表紙の女の人の顔に前の持ち主がつけただろう「しみ」がついてたんで購入。といってもたぶんコーヒーかなんかのしみなんだけど。

*1:評論家や批評家になるためには必要だけど評論家・批評家のニーズは低い