母さん見ててくれ『野球魂』
古本屋やブックオフに第1巻だけぽつんと売ってるマンガをなぜだかよく買ってる。で、さっき読んだのが作・佐々木守、画・かざま鋭二という
- 作者: 水島新司
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1996/07/01
- メディア: 文庫
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- 作者: かざま鋭二,神保史郎
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 1986/02
- メディア: コミック
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剛球投手桜木雄は幼いころ生き別れた母と出会うために野球やってるんだけど、でもさほどそれが根性メロドラマになってないのは、キャッチャー(名前が妻木恋)がマジで桜木を愛してるホモ(『男ドアホウ甲子園』の"いくで豆たん、はいなあんさん"から一歩も二歩も発展)だったり、試合のたびに相手校の関係者の女(そいつの彼氏だったり、母親だったり)から"お願いだから打たしてください"なんてお願いされたりする、桜木自身が野球一筋女なんかに目もくれないなんていう熱血野球小僧じゃないから。
例によって主人公んちが貧乏なんはそのころの日本人がまだまだ貧乏だったからだし、変な特訓(2列に並べた松明の火を速球で消す)が出てくんのもご愛嬌。
それにしても、こいつ(桜木)もそうなんだけど、絶対変化球を投げない投手ってのが野球マンガにはよく出てきたような気がする。この変化球は卑怯ってな頑迷な思想は誰かがマンガに持ち込んだんだろう?
2巻以降が読みたい度 30。