の本・雑誌・パンフ

最近手に入れたもんをいくつか

まさに少年のまんま

SF映画の冒険 (新潮文庫)

SF映画の冒険 (新潮文庫)

を180円で。
「少年」の上にくっついて座りのいいもんといえば、(季節がら)野球だったり、冒険だったりするんだろうけど、SFもその一つだと思う。
そんなSF少年の鑑みたいな人の書いた本、というのは序文を読んだだけで充分伝わってきた。
これが絶版というのは悲しいよね。

「東京の映画環境」といっても

「STUDIO VOICE」'9612月号、特集"CUT UP CINEMA! 90年代東京の映画環境はどうなっているのか"を200円で。
久しぶりに手にとって、この本が出た当時にしょっぱなの小野郁夫との対談での川勝正幸の発言

昔の作品を過去のヴィジュアルのままで出さずに、今の目で面白いと思う要素を増幅してデザインするという方法論。レコードのリイシューやコンピレーションなど音楽業界では当たり前になりましたが、映画業界は古いしきたりが残っているところだから立ち遅れている感があった

に溜息をついたのを思い出した。
そんで、この「東京」っていうのがアート系単館周辺だけしか指してなかったんだなぁ、と。

その真反対の至高のパンフ

そのSVの「進化するパンフ50選」の真逆のようなパンフを300円で。

パンツの穴 [DVD]

パンツの穴 [DVD]

鈴木則文監督の巻頭言"下品こそ この世の花"が素晴らしすぎる。

人が性の扉をくぐろうとするとき…思春期と呼ばれる季節に、一番必要なのは、異性の相手よりも同性の友人ではないでしょうか

と始まり、格調高く「思春期の友情を」や「芸術」語った末に

差別の鎖をたち切り、ついに立ち上がった×××!が長く暗かった彼らの歴史の中で、この映画はまさに記念碑的作品といえるでしょう

というしめの言葉の×××がウンコなんだもんなぁ。