さああてあの絵は流せるか?!

あすNHK総合夜10時の「歴史秘話ヒストリア」で宮武外骨
番組サイトを読むと『滑稽新聞』メインのようである。個人的に滑稽新聞といえば、「伏字」の逆手をとってはじめっから文章の中に「○」を埋め込んでそれを飛ばせば普通に読める文章や、「未亡人」という言葉に「別に死ななくてもいいじゃないか」と噛み付いた「未亡人論」、伊藤博文等々の権力者との対決などなど以上に「絵葉書世界」のビジュアルセンスである。もう、80年代半ばの外骨ブームの際に復刻された滑稽新聞の別冊*1の裏表紙に使われた「強制接吻」なんてほんとサイコー!!である。
んで、そんな外骨のアートディレクターとしてのファーストインパクトが頓智研法発布式。最初の筆禍として外骨のプロフィール紹介*2には欠かせない画像なんだけど、さあて今回この絵が流れるんだろうか。
NHKの骨が試されてる?



※参考

近代奇人伝 (1978年)

近代奇人伝 (1978年)

ユリイカ 特集宮武外骨』1993年9月号
広告批評 日本の広告をつくった50人』1996年12月号

*1:巻末対談に杉浦日向子が参加してるのも嬉しい

*2:これで禁固くらって、放免パーティで中のことを訊かれ「獄中では専らせんずりばかりやってました」とかい言いながら、実は獄中ミニコミを無断で作ってた。