狂ひ・も・え・せ・ず

狂ひもえせず (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

狂ひもえせず (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

タイトルからひょぇーである。まあ、そしてこれがどんだけ「狂い」「萌え」ってな誤読を誘ってるのか分からん、のである。
そもそもこのタイトルの引用元の中原中也の詩がいわゆる『山羊の歌』『在りし日の歌』に収録されていない「未刊詩篇」で、その中でもさらによりマイナーな部類に入ると思われる「砂漠の渇き」なんてもんである
中原中也全詩歌集(上) (講談社文芸文庫)

中原中也全詩歌集(上) (講談社文芸文庫)

から、この人ってすげーディープな人なのかなと思った。
※例えば岩館真理子が「薔薇のほお」で引用した「湖上」とは比べもんにならんくらいと思う。
んなもんだからPNの「まんだ林檎」なんてのにもすげー深い意味があんのかなと思った(だって、ほら、マンダリンって意味多いから)ところ、全然そーじゃなかったり*1するんで、もー分からん、のですよ。名前のつけ方がディープじゃないからディープな人じゃないとも限らんわけだし。


そんでもって「昴の絵」の元ネタが思いだせんので、思い出すまで繰り返し読んでやる、と思ってたりするんだけど、だといって、僕がこのマンガに狂ったり、萌えたりすることはないような気はする。