WALK ON THE LEFT SIDE

なるべく道路の左側を歩き、電車の左側の座席に座り、博多駅を左に進む。
駅のすぐ左側で「THE BIG ISSUE」の110(ゲバラ表紙)号を買って、キャナルへ。


前売りチケット交換の後地下の福家書店へ。
栞各種をもらうだけじゃなぁともっとく用

新訳 ゲリラ戦争―キューバ革命軍の戦略・戦術 (中公文庫)

新訳 ゲリラ戦争―キューバ革命軍の戦略・戦術 (中公文庫)

*1
を購入。
12番スクリーンの左側の入り口から入場、前から三番目ちょっと左の席を確保して、コーラを買いに売店へ。ラムを持参し、「クーバ・リブレ」としゃれ込もうかと思ったけど、めっきり弱くなったんで寝ちゃうんでやめる。まあ「ゲバラ酒飲まない」から。


見終わって、博多駅ブックオフへ。
映画ジャケ文庫なし。

Pop Art

Pop Art

Velveteen

Velveteen

春がこっそり (SGコミックス)

春がこっそり (SGコミックス)

別冊宝島「病院で死ぬ」「お医者さま」。

デルトロオレ映画も仕方なし

前半部『28歳の革命』の原作

革命戦争回顧録 (中公文庫)

革命戦争回顧録 (中公文庫)

には非常に多くの人名が登場(筆まめエルチェの真髄)し、読んでてゴチャゴチャになってくるんだけど、映画ではそれをさらっと流していて、それはそれで親切なんだけど、それがデルトロのオレ(が演じるエルチェ)映画になっちゃってるのが痛し痒し・・・うれしはずかし・・・いい言葉が思い浮かばなくてもどかしい。まあ「20世紀でいっちゃんカッコ良い男」の映画化ってんだからしようがない、実際カッコ良いんだし。
逆に案外『モーター・サイクル・ダイアリー』よりもモテ男要素は少なめだった。アルゼンチンで良家の許婚を振り切り、思想深化のパートナーと結婚。キューバ上陸後に、その妻娘を心に深く留めながらも新たな同志と再婚しちゃうなんて要素は映画にしやすいと思うんだけど。

それから、グランマ号で上陸の描写があっさりだったのは謎。82人のメンバーで唯一のキューバ以外の生まれだったことこともそうなんだけど、上陸後の激戦で自らも負傷し、仲間が激減するとか、いかにもキューバな砂糖黍畑で!をなんていうドラマティックな部分なのに。
まあ予算を一気にふくれ上げるだろうし、『プライベート・ライアン』と比較されたり、ハリウッド製の中途半端な「どっちもどっち」映画『革命戦士ゲバラ!』とかぶるのを避けたのかもしんないけど。
でも「医師」から「兵士」へってのも「原作」では情感たっぷり(当初、ゲバラは良い銃は他の兵士に渡って当然と思ってたの等)に描かれてるんだし。


そんで、一番不満だったのが「北の巨人」=帝国主義ヤンキーの描写。ゲバラが革命(社会主義)に傾倒する過程(キューバ上陸前)をすっとばしてるんで、北の巨人にどんだけ怒ってたかが不明瞭。特にグアテマラ関係は非常に残念。グアテマラは南米を牛耳ってたユナイテッド・フルーツ(北の国務長官ジョン・フォレスター・ダレスとCIA長官アレン・ダレスの兄弟が大株主)に挑戦した国で、ゲバラの思想形成にグアテマラ入国は非常に大きな要素なのになぁ。

まあ、「別れの手紙」も露払いなんだろーなぁ。後半に期待。

*1:読むなら三一新書版!