赤い壁面は♪

かべめんと読むエラい人もいるかもしれないけど。
そんでもってみてきたよ、『Red Cliff 赤壁

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「あかかべ」じゃないよ。
一週間以上前に「正史」の方は目を通したけど、「演義」はまあいいやとほたってたら、正解。読んでたら逆に楽しめなかったかも。
だって呉宇森ってば微妙に自分の姓の「呉」を大切にしてるんだよ。諸葛亮の見せ場(「孔明の大論陣」)をとっぱらって、呉の孫権も戦う気満々なんていう「史実」よりの構成なんだもん。で、「小喬」の妙なクローズアップは小室の保釈金も用立てたエベの差し金か?あと、劉備軍オールスター大活躍で妙に日本人二人が妙にかすんでるし。
で、今回やたらゆっくりと話が進むのはツイ・ハーク監督『NANA-KEN』が大河ドラマの総集編ぽかったからかな、とか思ったり。
それにしても、人の呼称はその時々や呼ぶ人によって変わるってのは、現在の日本人には理解できんとでも思ったんかね。いい加減なっちおばちゃんの頭のレベルに合わせんのやめんと。「諸葛亮」と「孔明」が別人と思う人いるの?あと人物名が何回も出てうざい。そこまで観客はバカじゃないよなぁ。
まあ今回の最大の収穫はウー校長のハト哲学“餌はやりすぎてはいけない”がわかったことだね。