コミックスのまえがき
コミックスのカバーに書いてある作者の声(アレ、実際に書いてんのかね、それとも聞き書き?)でちょっと気になったもんを二つ。
怪奇映画BEST3
怪奇映画のBEST3は、なんと言っても“フランケンシュタイン”“ミイラ男”“半魚人(はんぎょにん)”につきます。高校時代、学校サボって上映館へ直行した記憶とダブります。この単行本はいわばそのモンスターたちへのラブレターでありあましょう。
なにしろ三作ともそのテの傾向にどっぷりつかってますから。
怪奇・特撮映画好きのあなたにささげます
乞う一読!
- 作者: 和田慎二
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1980/02/15
- メディア: コミック
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「ホラー・リザレクション」ってなルビがいい味出してる、和田慎二せんせいのホラー・コレクション。
「怪奇・特撮映画好き」に捧げるなら、ちゃんと映画の題名書けよ、といいたくなるなぁ。うーん
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/07/09
- メディア: DVD
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大アマゾンの半魚人(ユニバーサル・セレクション2008年第11弾)【初回生産限定】 [DVD]
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いやー漫画本編の方はひとまずドーデモいいです。ミイラが暴れるタイトル作はまあいいとして、『ラムちゃんの戦争』(ロボットシーンはまんま横山光輝先生)といい、『アラビアン狂想曲』(魔王がまんま(同上)、タイトルはクィーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のモジリね)といい、まあ脱力系といやぁいいのかなぁ。
で、「フランケンシュタインの怪物」と半魚人はどーした。
0.08の悲哀
空を見上げては、銀翼をキラキラさせて飛ぶ航空機を見て、いつかは自分も飛行機乗りになるのだと信じて疑わない時代がありました。
その頃は、自分の頭の中に近視なるものが、目標や夢を無残に粉砕してしまうとは考えられなかったのです。
左右とも0.08…砕けてしまった夢のかけらをなんとかしようと考えている現在です。
狼の回帰線 (1980年) (サンデーコミックス―戦場ロマンシリーズ)
- 作者: 新谷かおる
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1980/12
- メディア: ?
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そんでもって、http://www.nikon-image.com/jpn/enjoy/interview/talk/2003/0301/でも同様の御話をなさっておる。
小さな頃から飛行機が好きで、パイロットになるのが僕の最初の夢でした。ところが小学生の頃から目が悪くなってしまって、その夢をあきらめなければならなくなったんです。それでも飛行機は好きでしたから、近所にあった伊丹空港に出かけてはずっと飛行機の絵を描いていたんです。そのうち、飛行機だけでは物足りなくなって、隣にキャラクターを描き足すようになり、そうすると今度は話を付けたくなって……高校生のときには漫画家になろうと決めていましたね。
そんでもって劇画調に拒否反応があって、少女マンガにフィットしたとのこと。そんでもって
少女漫画のように、ドラマづくりを一生懸命やろう、それから女性を可愛く描こうと思いました
とのこと。
てこって、それが見事に成功しているのが「2700サイクルの女」。第2次世界大戦における、大西洋を挟んだラジオの女性アナウンサーの「対決」を描いた涙なくしては読めない作品。
グレン・ミラー&ビング・クロスビーvsシュトラウス&ワグナーの放送する曲の対比もグッド。