角川映画の計画性

で、今回パンフの裏を眺めて、初めて知ったんだけど、「渡辺ミステリー三部作」は案外計画的に製作されたということ。
今日の画像(パンフの裏)の拡大画像がこれ。(84年5月公開)

几帳面にも『晴れ、ときどき殺人』『いつか誰かが殺される』『結婚案内ミステリー風』が順番に並んでいる。
ちなみに『晴れ、』文庫版初版(裏表紙に写真あり 84年3月)はこんな感じで

ついでに2年後の25刷(!)(写真なし 86年5月)はこう。

たぶん文庫版発行と映画公開の間の2ヶ月に文庫化=映画化にGOが出されたと考えられんだけど、『世界は破滅を待っている』や『殺人よ、こんにちは』あたりはどうだったんだろうか。予め角川ローバジェットPG路線での典子さん主演映画は3つだったのか、それとも「いつか」公開時くらいに「もう潮時かな」と感じたのか―『結婚案内ミステリー』パンフでの典子さんの赤川ミステリ卒業宣言って本人の意向っていうより会社の方針だろうからね、なんと思う今日このごろ。

もしも明日が晴れならば…ひとおもいに愛されたいな



※角川三人娘映画のパンフには主題歌の歌詞が載っているんだけど、『晴れ、』
のパンフにはそれがない。おそらくの下の写真に左右どちらかに入れるつもりだったのに入れ忘れたってことなんじゃねーのか。
[:]
やっぱ手抜かれてたのか?