直木賞候補

直木賞の季節である。
直木三十五賞|公益財団法人日本文学振興会
知世ちゃん主演*1の映画

となり町戦争 [DVD]

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の原作者、三崎亜記が今回も候補にあがっていて喜ばしいかぎりである(彼が前回候補になった際の豊崎社長の怒り声はこちらで)。

鼓笛隊の襲来

鼓笛隊の襲来

非公式サイト「直木賞のすべて」でも「そろそろ三崎さん、とってもいい頃ですよね? 直木賞だって、いつまでも「SFを認めない」オールドスタイルを気取ることもあるまいに」(http://homepage1.nifty.com/naokiaward/kenkyu/toku139.htm)と書いてあるんだけど、まあどうなることやら。
「SFは直木賞をとれない」って

受賞したのは49年度下半期の半村良『雨やどり』だけ。ただし、皮肉なことにこの作品はSFではなく、風俗小説。したがって、今のところ直木賞受賞のSF作品はない

と書かれて30年もたってんのに。


差別だ。


そういや赤川次郎はどうなんだろう、と思って調べてみた。
第83回(1980年下半期)に一度だけ「上役のいない月曜日」「禁酒の日」「徒歩十五分」で候補にはなっているようだ(その回の受賞者は向田邦子志茂田景樹)。
http://homepage1.nifty.com/naokiaward/ichiran/ichiran81-100.htm

げ、文藝春秋社刊だよ(笑)
1983年から13年連続長者番付一位-すげー数の大衆の支持をうけたとしても一回候補になっただけとは(ちなみにふかきょん『死者の学園祭』は長者番付のTOP20から落ちたあとの公開である)。

これも差別だ。

*1:ってことにしとく