酒に音楽

西日本新聞九州ねっとの何のためにあるか分からん頁「耳ダンボ」にこんなのが

 A男…酒に音楽聞かせるとおいしくなるらしいよ。
 B子…ウソー。うちのお父さん、毎日演歌聞かせよるけど、味が変わったって話、聞かんよ。
 A男…クラシックじゃないとだめらしい。
 B子…えー、でも焼酎だし、演歌のほうが合うんじゃない?
(確かに、イメージとしては焼酎には演歌ですが…)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/tenjin/mimi/20071106/20071106_001.shtml

これ書いた人B子さんを笑ってるつもりなんやろうけど、そもそも「酒に音楽」に疑問はないんやろか。(音楽は「聴く」ものやろというのはあとで)
で、ひとまず「酒に音楽を聞かせる」で検索。
すると、トップがこの「耳ダンボ」で次がワインに音楽を聞かせるとおいしくなりますという話は科学的... - Yahoo!知恵袋。いやー、これが【はてな】だったらもっと濃いい人の答えが返ってくるんだろうけど、てな牧歌的な雰囲気。ベストアンサーが

まったくありません.
この類の話は日本物理学会で困った疑似科学として挙げられていました.
まあ一番困ったのはマイナスイオン信仰らしいですが.

ってな良い湯加減。「科学的でない」というなら、その根拠をちゃんとあげてもらいたんもんなんだけど。でもって「マイナスイオン」より「水伝」の方が近いだろうよ。まあ確かにマイナスイオンは困ったもんだが(松下電工笑えたもんなぁ)。
そんでもって「酒に音楽を聴かせる」で検索すると、このブログ「電子書籍.club - このウェブサイトは販売用です! - 電子書籍 リソースおよび情報」あっさり見つかりました。

説明によれば、昔、船乗りたちが酒樽を積み込み船に乗ると、航海を続ければ続けるほどお酒がおいしくなった。これを研究したところ、どうも船の「ゆらぎ」がお酒をおいしくしているらしい...と、いうことで、お酒に振動を与えてみることに。

それも人工的な一定の振動でなく、日によって、時によって様々に変化する波の揺れと同様、自然で多様なゆらぎがいい。
機械では、こういう揺れを作るのはなかなか難しいが、音の振動ならできるのではないか。そして、色々な音楽のうち、クラシック音楽が一番音域が広く、楽器の種類も多いので、多様な「ゆらぎ」を与えられるということで、選ばれたそうだ。

別に「聞かせてる」わけでも「聴かせてる」わけでもないんですね。
では、なおさら上のベストアンサーに疑問が。http://www.bodysonic.cc/wine_suikou.htmを挙げてる人がいるやんか。同じく「船で運んだ酒は旨くなる」が出発点だ。でも、この人ちゃんと読んでないみたいだし、いいか。
ただ、この実験一つで効果があるかどうかは確定じゃないんですね。「科学的」な言葉で言ったらどうなるんだろう。
一日考えてみようかね。