タイトルは大事

たとえば『かえるのうた』と『援助交際物語したがるオンナたち』。内容は全然関係なくタイトルだけでどつちが見たい?といふ質問、とか。


1989年12月『獣欲魔 乱行』を見に行かうとおもつたら別の『青空』を見てしまつた、みたいな。


それから、http://guideline.livedoor.biz/archives/50909399.html(via:http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20070607)で例に挙げられている『この森で、天使はバスを降りた [DVD]』の原題が『The Spitfire Grill』と聞いてイメージが変わつてしまつたりとか。


作者本人が絶対買ふな!、絶対ダメ!と言つてる文庫化された

果てしなき渇き (宝島社文庫)

果てしなき渇き (宝島社文庫)

が『果てなき渇きに目を覚まし』だつたら買つても良いという人がいたりとか。
「買ってはいけない」は買ってはいけない (夏目BOOKLET)

「買ってはいけない」は買ってはいけない (夏目BOOKLET)


兎にも角にも勝手はいけない。


うちのあぱーとで猫を飼つてはいけない。

さて

日本への遺言―福田恒存語録

日本への遺言―福田恒存語録

あとがきによれば、福田恆在*1の考えていたタイトルは
言葉言葉言葉
だつたらしい。
何故こんなジジむさい題名に変えたかと言ふと編者がそれでは「謙遜し韜晦してゐるとしか思へないし、第一、読者はこの候補題名から何を連想してよいものやら途方に暮れることになる」なんて余計な考へを巡らしたからだとか。


あなたはどつちが読みたいでせうか?

Damned Damned Damned (Bonus CD) (Exp)

Damned Damned Damned (Bonus CD) (Exp)

地獄に堕ちた野郎ども

地獄に堕ちた野郎ども

(原題“The Damned”)

*1:申し訳御座ゐませんが「福」の本字が出ません