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ケッのスパイラル

僕なんかが今の月刊映画秘宝に対して、『映画宝島 怪獣学入門』の編集後記

他の映画雑誌はみんなオシャレでビジュアル重視ですから、でも、このまんまじゃ、400字で60枚以上の一本筋の通った映画評論家なんて、滅んじゃうんじゃないでしょうか

なんてのを持ち出して、ケッてなことを言うのは、大学生のときセンパイから「カラーになった『宝島』なんて、ケッ」とされた唾を下に下ろしてるだけのような気もしてきました。
で、「宝島」に関しては文学部史学科の人から、こんなことも言われたことあります。
「椣平君たちが月刊誌を買って、JICCを儲けさせて、別冊が良い本を出すアシストすれば良いのよ」
その時の良い本の一つが

保守反動思想家に学ぶ本 (別冊宝島 47)

保守反動思想家に学ぶ本 (別冊宝島 47)

ミモフタモナクテモ

で、ぼちぼち読んでいる。アマゾンで確認してもらうとわかるのだが、アマゾンMP価格がイジョーに高い。そのプレミア感に反して、復刊ドットコムへのリクエストは盛り上がりに欠ける。
この本が出た当時すでに「右傾化」が喧伝されていたことも確認でき、ただその「右傾化」=「反動化」がイマとは全然違うってことが解る、非常によくできたムックなんだけど、いかんせんどっか面白さが足りないように感じる。
何でだろうと考えながら対談参加者(この本は一つのテーマに沿った対談で構成されている)をながめて
浅羽通明がおらんやん
という身も蓋もないような着地―でもってそこはぬかるみで足がチカッパイいぼってしまてるような場所で。

Mixiのコミュが似合わない?

STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2006年 12月号 [雑誌]特集「90年代カルチャー」で大塚幸代

実は当時って、めったにファン同士で打ち解けなかった、『自分がいちばん彼らを理解している』って皆が思ってたから、狂ってるよねえ、私もそうだったけど、いまだに『Mixiフリッパーズコミュとか、絶対に入らない、そんなの真のフリッパーズファンじゃない』って言う友人、いるよ

たぶん「同誌」特集GIRLSQUAKE」で紹介された「シブサワ少女」たちもMixiコミュには入らないだろう。ましてや「はじめまして」のトピには絶対挨拶をしたりしないはずだ
・・・とか思ってたけど、そんなシブサワ少女なんてほんとにいたのか?とか言う前にそん人たちはそれはそれ!てな脳内処理してるような気もする。
それよりマッシュルームカットに黒いサングラスをかけたエピ男たちの方が深刻だったよね。

澁澤龍彦の時代―幼年皇帝と昭和の精神史

澁澤龍彦の時代―幼年皇帝と昭和の精神史