オール菅野DE病院坂

BS市川石坂金田一シリーズのオーラス『病院坂の首縊りの家 [DVD]』。
病院坂の首縊りの家で俳優名をクリックすれば、いかに常連たちと楽しく撮影をやったかというのがわかるんで、中井貴恵の口から「佐田です」なんてセリフが出て、その後薬学のお話する後ろの本棚で「一握の砂」がひときわ目立ってたりでさ。とにかく非常に楽しくみた。
でもって司葉子の代役?みたいな佐久間良子や『戦国自衛隊』にも出演していた草刈正雄は大きな意味でその輪の中にいるような気がするけど、桜田淳子だけはどうも浮いていたような気がしないでもない。
まあ、3年後の名曲紅白と題された第33回NHK紅白歌合戦 - Wikipediaで、淳子が「セーラー服と機関銃」を歌ったのが、この映画出演に関係あるのかないのかは知らんが。
でも、それより

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「今では誰も語りたがらない?懐かし恥ずかし桜田淳子映画」(とり・みき)の

かって桜田淳子のファンだったとカミングアウトするのは痛い。統一教会がらみの騒動から分かるように、中三トリオ時代から既に彼女は「常に入れ込みすぎ」*1なアイドルであり(それは彼女の眼の表情を見ればよくわかる。現在の若手女優でいちばん近いのは、たぶん菅野美穂だと思うが、菅野よりさらにイっちゃってる感じ)、そのファンであったというのは、自分もまた「あの頃はちょっと宗教入ってました」と告白するようなものだからである。

菅野美穂ってのが頭から離れず困ったもんだった(死体のダブルの人の眼はまじで菅野に見えた)。リメイクは菅野かとか考えちゃったり。
まあそんな桜田淳子って森昌子はともかく山口百恵に比べると女優というイメージは小さい。もしかしたら、彼女のおかげでホリプロ三人娘からはじき出された石川さゆりよりも印象にないかも、である。

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で、この映画でも「美しい」という形容がされてあったりして、当時彼女が美人だってことはかなりかなり多くの人が認めていた(タモリ谷隼人が司会をつとめていた『スター誕生』で、とある歌手の容貌を巡って、タモリの「同思ってんの」という突っ込みに、谷が「いえいえ彼女は芸能界三大美女の一人ですから」と答えたの後に、タ「あとの二人は?」谷「桜田淳子さんと」タ「松岡きっこさん(笑)」なんて会話もあった)はずなんだけど、「山口百恵は菩薩である」なんてかっこい文句を考えてくれるコピーライターに恵まれなかったのが悪かったのか・・・
そーいや、つい最近みちゃった後年の出演作
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でも「美人」ではあるんだけど、すでに「トウが立った」感(それも財前直美ほどポジティブじゃない)がにじみ出ていたもんね。
うーん、僕が「秋田美人」って言葉を知ったのも彼女のおかげだと思う。『病院坂』の彼女は実際美しいと思う。

・・・いや、けっこう好きでした、当時、桜田淳子

ふん、やっぱり早苗だべさ
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※芸能界復帰を考えてるらしいけど、早くしないとアベ政権終わってしまうよね。

*1:単に"入れ込みすぎ"といえば森口博子だと思うけど、種類が違うからね。ちなみに、今どんたくあってるんで、福岡のTVがちょっとうざいんだけどぉ。