優作のマグナム炸裂

http://www.cinelibre.jp/hakata/topics/8th.html
今夜から

狼の紋章 [DVD]

製作＝東宝映画＝東宝映像　配給＝東宝
1973.09.01　
2,138m 84分 フジカラー シネマスコープ

狼の紋章 (角川文庫 緑 353-51 ウルフガイシリーズ)

http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=19960

悪趣味邦画劇場 (映画秘宝)

ƒEƒ‹ƒtƒKƒC@”R‚¦‚ë˜T’j

昨日、原作の角川文庫版を読んで、映画を見に行った。

[本]民コロ嫌いからアチャラへ

初めは冒頭の舞台が新宿の盛り場(｢コマ劇場｣も出てくる)なんてことから

龍が如く Play Station2 the Best

を想ったり、美人教師の担任クラスが｢ふきだまり｣ってなとこから

ごくせん 2005 DVD-BOX

なんてもんを例に出して感想書こうかと思ったけど、読む進めてるうちにこの本が非常に強い政治不信、人間不信に貫かれていることが分かってきて、そういう軽口聞いちゃいけんかなと思ってきた。
ちなみにhttp://homepage3.nifty.com/hiraist/mokuroku/cat/cat1_ao.html#AO05001によれば、ハヤカワＳＦ文庫の刊行は1971.11.30。でもって｢よど号｣が前年、｢あさま山荘｣が翌年。その1972年はいわゆる"ミュンヘン"の年。
映画 赤軍派-ＰＦＬＰ 世界戦争宣言 - allcinema

ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]

なんだか、東アジア反日武装戦線"狼"部隊を連想したくなる

狼煙(のろし)を見よ―東アジア反日武装戦線“狼”部隊 (現代教養文庫―ベスト・ノンフィクション)

けど止める。まあ狼に対する誤解は共通しているけど。
で、犬神明が切れるのは、あまりにおめでたい生徒会幹部と青鹿先生をサラって姦ってもうた羽黒だけっていうのはもっと注目されていいはずだと思う僕って何？

僕って何

いや、

赤頭巾ちゃん気をつけて

狼が襲ってくるよーーーー！
でもって、角川版解説が角川春樹というのもなんだかなー。

[映画]そして動物映画へ

でもってこの映画が撮られたのは1973年。
１９７３年 公開作品一覧
深作欣二が『仁義なき戦い』神代辰己が『恋人たちは濡れた』や『女地獄　森は濡れた』を、鈴木則文が『恐怖女子高校　暴行リンチ教室』を放った年なのに、そこは東宝だからゆるゆるな内容。優作の実質デビュー作とか関係ない。

仁義なき戦い [DVD]

女地獄 森は濡れた [DVD]

東名会の代紋からして真面目に作ったとは思えん。いっそあれにファスケス入れて｢日独伊三国同盟｣にでも見れればよかったのに・・・
つうか冒頭の｢ウルフガイ・ライジング｣からして、杉田二郎の主題歌と妙にマッチしてその後に続く動物映画のあの不愉快なユルユルさを発揮しまくり。

キタキツネ物語 [DVD]

南極物語 [DVD]

子猫物語 [DVD]

まあ監督の松本正志がその前に撮った『戦争を知らない子供たち』を引きずっていたのか、そもそもそういう人なんかはしらんが。
たださぁ、一部客席から失笑が漏れてた狼男の造詣なんだけど

ハウリング デジタルニューマスター版 [DVD]

狼男アメリカン (初回限定生産) [DVD]

のロブ・ボッティンやリック・ベイカーなんかと比べちゃ可哀相だよ。
快傑ライオン丸 プレミアム・コレクターズ・エディション ?第壱章 獅子之函? DVD-BOX(1)
と同時期なんだからさぁ。
快傑ライオン丸ＤＶＤ
あ、一番近い映画は案外

REX 恐竜物語 通常版 [DVD]

かも、その意味では繋がってるなぁ