悪書は良書を駆逐する

信長の戦争 『信長公記』に見る戦国軍事学 (講談社学術文庫)

信長の戦争 『信長公記』に見る戦国軍事学 (講談社学術文庫)

信長を語る根本史料『信長公記』に則って、「通説=俗説」を一つ一つ踏み潰していく本。非常に良い本だということはアマゾンのレビューを読んでもらえばいい。
でもって『甫庵信長記』と『信長公記』について、その影響の度合に関して、作者は「悪貨は良貨を駆逐する」といった表現をしているんだが、ストレートに云えば「悪書は良書を駆逐する」。
でも、これこの二つだけの話だけじゃないよね。実際【はてな】のキーワード「織田信長」で紹介されいる本のトップが井沢元彦のクソ本なんだもん。まんま当てはまるやん。
それにしても、これ
信長の戦国軍事学―戦術家・織田信長の実像 (歴史の想像力)

信長の戦国軍事学―戦術家・織田信長の実像 (歴史の想像力)

のリイシューなんだけど、やっぱJICCのころの宝島ってすげーなぁと改めて思う。