読むのやめよっかなぁ。
- 作者: 水原秀策
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
もうしょっぱなからけつまづいてしまって、なんかもうダメダメの連続。
で、そのしょっぱなというのが
また、ストレイトのサインだ。
なんだけど、なんやそのストレイトてのは、である。これって一時期話題になった(笑いものになった)平野啓一郎のテレヴィほどは変だとは思わないけど、ストレートをこう表記する意味が分からない。そんでもってその後の「ホームプレート」「ローテーション」「スペース」は「−」で、「ストレイト」「トレイニング」は「イ」と表してるのが妙に気になってしようがない。
アメリカ帰りの主人公に合わせて「ストレイト」と表記したんだったら、それはそれで謎。だって、アメリカで「ストレイト(ストレート)」なる呼称は一般的ではないんだもん。
- 作者: 黒川省三,植田彰
- 出版社/メーカー: 洋販出版
- 発売日: 1998/08
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (3件) を見る
次に「日本一の人気球団」の名称も納得いかない。なんで日本人に馴染みの薄い鳥の名前なのかがまずわからないし、モデルのジャイアンツが「巨人」と漢字表記されることが多いことを全く考慮にいれてないとしか思えない。「東京椋鳥軍」ってメチャ弱そう。
年度別成績 | NPB.jp 日本野球機構
ちなみに「東京ジャイアンツ」の名称でアメリカ遠征を行った際に「オリオールズ」というチームは存在しないのである。NYヤンキースの前身としてのボルティモアオリオールズ(現在のチームとは無関係)てのがあるにはあるが、
http://www.major.jp/history/1935.html
その名称にこれから憧れや「職業野球」を背負って立とうとするチームの意気込みが込められているとは到底思えない。さらに、相手チーム名のシーホークスがNFLでブレイザースがNBAのチームだったりして何だかテキトーに付けられている気がしてならない。
名前といえば、左投手に沢村という名前を付けること時点でもう僕にはダメなんだけどね。まあそれは変なドグマかもしれないんで。
- 作者: 林和弘
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 1999/11
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
もう、その後の化石みたいな投手コーチのシーンは21世紀の小説読んでるとは思えん。確かに桑田がライアンの「ピッチャーズバイブル」を参考にビルドアップした際に、おじいちゃんどもからの反発はあったけどね。
21世紀の〜といえば、いまどき巨人が日本一の人気チームであるってなのも笑っちゃったよ。この本が発売された2005年2月の時点でさえその座を阪神タイガースに明け渡したのは確かだろうって。
ついでいうとジャイアンツってデイゲームやってたっけ。
で、今回いっちゃん腹たったのが旧態依然のパ・リーグ蔑視。
もうパーティの場面の描写では怒りを通り越して爆笑した。
この人元西武ライオンズの松井稼頭央の奥さんが菊池美緒で、千葉マリーンズのサブローの奥さんが中嶋美智代で、ついでにいうと*1福岡ホークスの左のエース和田毅が仲根かすみだってこと知らんのかなぁ。もっといえば"その手のオンナ"の強かさがわかってないよねぇ。マスメディアの押し付けるような基準で男選ばないって。
これ以上読まなくていいですよね。
*1:これが発表された時点では交際発覚してないんで