心無い行動

エド・ウッド [DVD]エド・ウッド [DVD]の中にこんなシーンがある。
薬中の厚生施設に入ったベラ・ルゴシに押し寄せた記者連中を江戸木エド・ウッドがつまみ出す。するとベラは久しぶりの「取材」が無くなったことを悔やみ、エドになぜ追い返したのかを力無く抗議する。
ふと芸能人の性というものの悲しさを表した、しみじみ良いシーンである。ただ、この時のベラの心境を誰もが共有しているわけではない、ということを取材する側(それから情報を得る僕ら)は忘れていけない。そう、芸能人は自分を見世物にすることを選んだ人間であって、そうじゃない人間もいるのだ。
で、今その線引きが非常にメチャクチャなのである。
ある女の子の母親が切実な要望書をだした。

 報道関係者各位
お願い
皆様の心無い行動の為、家族、親せき等心身ともにつかれはてています。
その他皆様がいる場所は農業道路で農家の方々も大変迷惑しています。
皆さんもう少し節度ある行動をお願いいたします。
私達の気持ちをもう少し考えてください。
お話できる事は何もありません。
お願いなのでそっとして下さい。

とにかく望みもしない「心無い」取材活動の連続でその親族はぐったりしたのだろう。で、まさか、その中に日本テレビ朝日新聞のクルーはいなかっただろうね。
google:日本テレビ 炭谷宗佑
google:朝日新聞 秋山耿太郎
日テレの薮本雅子もそんなことをすっかり忘れていたようだ。冗談じゃない。日夜人のプライバシーを暴くことに躍起になってる自分たちとあの親族をいっしょにしちゃいかんよね。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_05/g2006052415.html