贅沢な凡作

女王蜂 [DVD]

特典の監督からメッセージと撮影だより(いわゆるプロダクションノート)がパンフからの転載というのが分ったのはパンフをたまたま持ってるからなんだけど、なんだかねー。
でもって何だか中井貴惠に下駄履かせ過ぎ。あらゆる男が思いを寄せるってのに説得力が乏しくなっております。どう見ても岸恵子の家庭教師の方がゴージャスだったりもするし、一番貧乏ったらしいのが司葉子ってのも何だか無理あるんで、根本的にキャスティングが微妙にずれ続けてこうなったんではないかなぁ。何だかもったいないってのがぴったり来る。
まあこの作品というのが、映画の金田一耕助として17作目、角川としても４作目ということで、いわゆる中だるみってなことなのかも。
ただ、仮面ライダー２号がおろおろしてたり、立花の親っさんもパシリ扱いだったりと東宝の東映に対するイジメなのかなーとか坂口良子がムチャクチャ可愛かったりとか見所はたくさんあるんだけどね。