2トップ

今朝の日刊スポーツの1面は「美少女2トップ!!」と大見出しが躍る、沢尻エリカ長澤まさみの奇蹟の2ショット*1である。
本当に「2トップ」は定着したもんだ。僕の子供の頃のスポーツ関係由来の言葉はほとんど野球や相撲からだったことを考えると、サッカー用語の日本での浸透ぶりを感じてしまう。そういえばサッカー人気の一翼も二翼も担った『キャプテン翼』の作者高橋洋一のニックネームが"ジャンプのセンターフォワード"だったことを考えるとサッカーの戦術もずいぶん変わったのかもしれない。
しかして、この「美少女2トップ」な二人はサッカーに縁が深い。沢尻の選考対象作『パッチギ』はサッカーの対抗戦の申し込みがストーリーの発端であるし、長澤の場合はご存知の通り父上が元磐田の監督である。『パッチギ』はWCイヤーで最終予選で「北朝鮮」戦なんていうクラッチなこととシンクロしちゃったし。そんでもって長澤の芸能界入りのきっかけと言われているゴン嫁こと生田智子は、その縁あって『タッチ』*2で長澤の母を演じてたりしている。なんだかサッカーの陰に隠れて野球の影が薄いような。まああんまりあだち充の漫画読んで野球始めたっていうプロ野球選手ってのもきいたことないから仕様がないか・・・
うーん、『逆境ナイン』が賞の端にも棒にもかかってないってのは、やはり野球は逆境なのか。
ついでに『SHINOBI』もなかったことにしてんのか。

日刊スポーツ映画賞といえば

第18回日刊スポーツ映画大賞
まあ、選考委員にこんな感動と言うものが全くわかってないバカがいる賞にいちいち文句を言うのもなんだが、助演女優賞薬師丸ひろ子の出演作で『オペレッタ狸御殿』を完全に鹿十っていうのはどうなんだ。狸の役を薬師丸ひろ子にっていう誰もが納得しながらも、言い出す勇気のない快挙をなした鈴木清順に対してあまりにリスペクトなのない所業。おいおい井筒監督に花束を渡したと紹介されているオダギリジョーだって『パッチギ』『メゾンKら』だけじゃなく『狸御殿』でてんじゃん。
どうせ清順死んだら"名匠"とか"巨匠"とか騒ぐにくせに。死ぬ前にちゃんと評価しろってんだ。
そりゃ、ひろ子ったら『鉄ジソ28号』にも出てたけど・・・
そういえば今年のトレンドだった軍隊ものが一作もかすりもしてないのは福島瑞穂の策動か(笑)(ところでなんでこんな人を選考委員にいれてんだろう。おんなじ弁護士なら橋下徹だったら違ってたんだろうな。)。まあ東宝にしてみりゃこんないびつな賞もらえなくても痛くも痒くもないだろうけど。
あ、『空中庭園』見逃しとーやん。シネテリエのスケジュール見間違えていた。ちょっとマヌケ。

*1:この言葉にしたって「ねるとん紅鯨団」で一般化する前は誰ーも使ってなかったよね。

*2:犬童一心はこれと『メゾン・ド・ヒミコ』で監督賞を受賞