本を読まんやつはしまやかす

チョコレート工場の秘密 (てのり文庫 (566C008))』を読んだ。こりゃ訳変えないといかんわな。「きちがい」や「めくら」なんて言葉が連発してんだもん。黒人(というか土人)蔑視の臭いもプンプン。
それにしても先日読んだ『マチルダはちいさな大天才』の時も作者のダールは本を読まない人間を蛇蝎のように嫌っていたが、本作でもこれでもかこれでもかと呪詛を吐きまくっておる。最大の敵はTV。だったら映画はいいのか?という気にもなるがまあいんだろう。
結局はこの世で一番大切なもんは金で、家族なんてもんも金で買えるやんなんて話。貧乏に対する描写も容赦ないしね。何となくファンタジーにして万人を欺いたバートンといいダールといいマジで底意地が悪い。