チャリチョコ2週連続1位

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先週は『NANA』を今週は『四月の雪』とおそらく5年後は誰も覚えてないだろう2つの強敵を抑えて『チャーリーとチョコレート工場』が連続興収1位。
しかしねぇ、ハートウォーミングの皮を被っちゃいるが、あの映画けっこうちゃんと見ると単なる「サルでも泣ける映画」ではないんだけどなぁ。
ヤナガキはヤナまんまでおそらくやつらは心を入れ替えることなく餓鬼道を歩んでいくだろうし、結局幸せにはお金が必要ですって結末だしね、それこそ東原亜希に「お金よりも大切なものはない♪」歌わせたくなってしまうぐらいの。
何より「家族は大切」というならウォンカは吸血鬼を次ぐ、ではなくて歯科医の父ちゃんと暮らすべきでしょ。結局は「認め合うことはできても分かり合えてはいない」ということが明らかになるわけでさぁ。前作の『ビッグ・フィッシュ』でも父と子が分かり合えるのは死の寸前だった。リー伯爵は死なないからずっと分かり合えたり、許しあえたりしなじゃん(笑)。
子を持ったバートンが丸くなったなんて言ってるやつの目はフシアナだぜ。絶対彼は自分の子供とも分かり合えないという不安もしくは諦めを感じてるんだと思う。多分彼の平安はスタジオの中にしかない。だからホームをあんな形で描かざるをえなかったんだ。悲しい人だね。
そこが魅力なんだけど。