今日の当たり
本への情熱は失せているはずだ。必死に何か探してる本なんかない。ネットも含めて古本屋めぐりなんかしてない。
なのにBO博多駅前店はなぜだか僕の見方だ。
この前は試写会が当たったからとふらっと入ったら、『姑獲鳥の夏』の新書版が105円コーナーにポツンと一冊。そういえば500円で並んでた3冊。今日見ると売れてた。ははは。
それから一ヶ月前に超極私的西郷隆盛ブームが2週間ぐらいあった。その時はその時で
- 作者: 猪飼隆明
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1992/06/19
- メディア: 新書
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で、今日の当たり。
- 作者: 菊間千乃
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/04
- メディア: 文庫
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あと
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2003/06
- メディア: ムック
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なんとこれの前の持ち主、『徳川家康』山岡荘八・・・182ってとこだけ黄色の蛍光ペンでマーク入れてやんの。
何ゆえいっこだけ?で何ゆえ『徳川家康』?
何かのヒョウシで「時代小説」にチャレンジしようと思ってこのムックを購入。そうか、やっぱり「いま、時代小説がおもしろい」のかーと少しだけ嬉しくなる。ひとまず、山岡荘八をチェック。試しに一巻だけでも買ってみる。
「やっぱダメだ!俺には時代小説は向かない」
すぐに挫折。ムックも売却・・・なんてドラマがあったりするんだろうな。200円でこんな気分を味あわせてもらえるなんて。ありがとう。
しかーし、今日の大当たりはこんなもんではない。
『探偵事務所23』大薮春彦 東京文藝社 '74 初版105円
田島英雄は、民間人でありながら、公安委員会から拳銃の所持許可をおろされた、限られた小数の一人である。
なんて出だしを帰りの電車で読んで、正直腰が抜けそうになった。初手からこうである。もう野暮なつっこみ断固拒否。そんな無粋なヤツは読むな!!!!である。
謹んで読ませて戴きます。