難脳サトミ発見伝

何で挫けないんだ、あなたたちは。
いずこ*1で「子」がつく女性の名前が話題になっていたので、ちょっと調べてみた。
天皇皇族人物事典』を眺める。ふむふむ。日本史の時に出てきた「光明子」(藤原安宿媛)を皮切りに「彰子」「定子」なんてのが貴き御家の女性の名前に並んでいるのを見ると、上流階級にはそういう習慣があって、明治以降に庶民の間に広がったんだろうなあなどと考えていた。
で、検索するとピシャリとヒット!
http://homepage2.nifty.com/osiete/s647.htm

乱気流さん疑問☆投稿者からのご推薦です。

<時期・理由>
 奈良時代以前には男女共用名としての接尾語「子」が存在したものが一度は廃れ、改めて奈良時代後期に上流社会では女性名としての接尾語「○子」に流行の兆しが芽生え、平安時代初期に嵯峨天皇(在位809−823)が内親王に「○子」型の名を付けた事が契機となって流行に拍車をかけ、平安時代中・後期に至ると上流社会では、通称名と候名【さぶらいな】を別にすれば、女性の公式の諱【いみな】(実名・名乗)は「○子」型に統一されたようです。それが末永く維持された後、明治30年代になって庶民の間で戸籍名とは別に私名としての「○子」が流行したようです。(略)
情報源:『世界大百科事典(平凡社)』

ぱちぱちぱち。すごーい*2。文章のまとめ方もうまいし、ちゃんと出典が記してある。これが選ばれるのは至極当然である。しかし不思議なのは、その後にも投稿があって、しかもそれが極めて薄くてとても対抗馬にはならんようなものなことだ。なんで前の投稿読んで書き込まないんだよう。深浦高校野球*3がNYヤンキーズに挑むようなもんだと思うんが…どこからその度胸というか勇気が出てくるのか謎だ。

*1:失礼しました。id:bungou:20050118でした。

*2:「ぼくなつ2」のおばちゃんの声【一城みゆ希】で

*3:参照http://www2.wbs.ne.jp/~ms-db/ama-baseball/big%20score%20game.htm