あらためてムカつく

そのような映画の本を読んでいると『映画元ネタ大全集』大滝功とかいうタコの落書き本に改めて腹がたってくる。
そんでアマゾンのレビューでこれを誉めていたスットコドッコイな二人が哀れになってくる。

レビュアー: 桜文鳥 (プロフィールを見る)
映画も本も好きで、月に10冊は本を読む私でも映画の元ネタ話で
一冊書ききった本というものを見たことがない。
衝撃的な本の登場である。

過去、近年の名作、ヒット作をピックアップし、その設定、シーン、
セリフなどについて元ネタと思われる作品などを披露している本書だ
が、その元ネタは広く知られているものもあれば、映画批評家
らではの鋭い視点から発見されたもの、また思いも寄らない斬新な切り口
のものもある。

斬新すぎて思わず笑ってしまうもあるが、その笑える加減がいい。
「もしかして本当に元ネタなのかもしれない」と思わせる部分が
著者のスゴサだ!

それはあなたに洞察力が欠けているからに過ぎません。明らかに間違いもしくは嘘というかつまんない思いつきです。あってるとこは常識的だし。

それにしても、「オリジナリティ溢れる読み物」という表現は「元ネ
タ」をテーマにしている本として矛盾しているような気も
するが、いかにも楽しそうに映画を語る著者からは「映画を愉しむ」
コツを学ぶことができるはずだ。

底抜け超大作』読めよ。

普通に見れば「面白かった」「泣けなかった」などという感想だけで
終わってしまうところを、どのシーンも印象深く記憶に残し、「あの
設定、あの映画に超似てる!」とか「あのセリフ、あの映画をパクッた
のでは?」などと後で一人で逡巡させるなんてことができると映画を
見ることが何倍も楽しくなる。そこに自分なりの視点がもてれば、より
一層だ。まさしく一粒で二度おいしいのである。

あのー映画の元ネタ探しは「秘宝」やサイトがマジに、ふざけたり、なめたりしながら、散々やってるんです。あなたが知らないだけです。嘘だと思うなら一度でも本屋の映画コーナーにいけば分ります。

そんな楽しさを追求した本書は、映画を受身ではなく、積極的に
自分のものにしてしまう方法を教えてくれる秀でた娯楽本である。

あの単に自分の知識の無さをヨタでかばーするなら何か芸を見せて下さい。それたら僕は納得しますが、この落書きにはそこが欠如してるのが判りませんか。無理ですね。読解力ないから。

本気でいっていい?, 2004/07/28
レビュアー: wakatamasama   東京都 Japan
この本読まなきゃ、あなた損するわよ!
と映画館の中心で叫びたくなる衝動に駆られること請け合い。

出た、『世界の中心で愛を叫ぶ』を臆面も無く引用するとは。さてはその元ネタしらんな。

初めて観た映画のハズなのに
あれ?この場面どこかで・・・といった誰でも一度はあるあの感覚を、元ネタ探しと銘打って、
更に掘り下げ映画の楽しみが広がるヒントを与えてくれる一冊。

あの今時何らかの影響を受けてない映画があるとしたら、それは商業作品としては成り立ちません。そんなことも判りませんか。

共通点や類似点を見つけると、その対象に対し親近感が湧くことはよくあることだが、
これが映画となると、何度でも観たくなり、何倍も面白く感じてしまう。
親近感どころか、もはや愛と呼べるかもしれない。
その感動をあなたにも、というメッセージがふんだんに散りばめられている。

ページをめくるたび爆笑苦笑しながら

引きこまれるように読んでしまう軽快な文章も魅力的だが、
映画だけに留まらず、幅広い分野からの鋭い視点と情報源、
更に著者の膨大な知識量に圧倒されるのがまた楽しい。

あの筋肉マンとか北斗の拳レベルで?
スパイダーマンでライミが実際に見てる東映版にもキャメロンが読んだんじゃないかといわれている池上版にも触れてないのはどうして?
「デ・ニーロといったらマフィア映画!というイメージ」ってホントと思ってるん?
それにマフィア映画には黒い服着た人いっぱい出てくるけど、その本ネタも全部『MIB』なん?
キルビル』より前に黄色いトラックスーツ着た登場人物はそれこそ一山いくらでいるの知らんの?
ピンクとロマンポルノ*1の区別もつかない人が映画の知識とか愛ががあると言えるん?

新旧、名作駄作にこだわらず、映画というものは、楽しむものであり、
全ての作品には見所と味わいがあることも教えてくれる。

そうか『デビルマソ』にも大沢樹生のシーンがあったな。

自分の好き嫌いだけで、映画の良し悪しを大声でのたうつような
映画批評が多い中、本当に映画に対し愛情を持ち、
いめしt謙虚な姿勢に好感を抱かずにはいられない。

好き嫌いを批評といいません。根拠を示して作品を語るのが批評です。あなたが言ってるのは感想文です。
それに、謙虚って。嘘をこんなに書いてる面の厚さを謙虚というあなたの謙虚と僕が知ってる謙虚とは別の言葉なのですね。

もうここまで来ると、腹立つの通り越して可哀相に思えてくる。せっせと本読んでもこんなに身につかない人たちもいるのね。
大滝とかいうのはお仕事だからまあ仕方ないとこはあるが、金ももらってなくてこんなこと書けるとは、マジでそっちの方が衝撃的である。

*1:ピンク・コメディ『Mrジレンマン』という箇所