女声雑感

『SUPERSTITION』Sioxie & the Bansheesスーパーステーション*1
おそらくスジバン初の本格女声。その豹変振りに評価は賛否両論というか、何で?という疑問と戸惑いを持って迎えられたアルバム。
ジャケ買い*2してしまった後、けっこう「kiss them for me」をぼくんちヘビーローテイションにしてました。

『EDDI READER』Eddi Reader
「パーフェクト」の世界的ヒットの後、バンド崩壊の後のソロ。いまだに心無い輩がBGM/SEに「パーフェクト」を使っているのをたまに耳にする。確かにあの曲には抗えない魅力がある名曲だと思う。しかし、本人はどうもそれだけで自分を評価されるのがおきに召さないらしく(当然だ)、このアルバムでは「一番じゃなくてもいいのよ」「完璧なんてつかれるわ」というムードでいっぱい。自分の意図しない形(状況)での大ヒットと言うのはこうも人を苦しめるのかなどと邪推してしまう。
まあ、その文このアルバム力抜けてますんで「小説」読むとき流しておくのにいいかもしれない*3
たしか、同時期英版の12”シングルに「サンデー・モーニング」のカヴァーが収録されていたはずで国内盤はBTで入るな、とたかをくくっていたが買ってみたら入ってなくてちょっとBMGのケチと思ったかどうかは…よく覚えていない。

『HOUSE OF LOVE』Kate BushHounds of Love
なぜケイト・ブッシュてこれほど(日本)人の心に残ってるんだろう。頻繁にさまざまな人がケイトのことに言が及んでいる。
今聴いているのは97年に出たEMI盤。
ボーナストラックの「神秘の丘」の12"リミックスをリピートするなどというバカなことしながらこれを書いている。
にしても、ブックレット。こんなん造らしたら日本人のほうが上。親切さが足りん。*4
しかし、何ゆえ僕はここ数年見向きもしなかったケイトをこれほど必要としているのだろう。
明日からしばらく女声禁止にでもしてみるか。

*1:そういえば10年くらい福岡にバンシーズというバンドがいて飲み屋でたまたま隣になった。気さくないい人であったが、「バンシーズって、あのスージーの?」という質問に「そういうのがいるたんですよね」との答えにおどろいたのを覚えている。たいがいはそのバンドのファンで単純にその名前をつけた(若い時はそんなもんだ)のか、全くそのバンドのことを知らないでの偶然のどっちかであるので、正直何考えてるのか分らなかった。しかも、そのバンド一応パンクバンドってことだったのでそりゃまずいだろとも思ったが、一緒にいたのが温厚な人(元ロッビング、ロケッツの金ちゃん)だったのでその話はそこで終わった。

*2:CD初期海外ではLP棚に置くために神の10×5インチの紙カバーが付いていて、それにLASFして買ってしまった。そういえば、あのカバーって環境問題に反応したアーティストによって反対された後、見なくなりましたね。まあ、大きなとこはCD販売に適した棚を導入できたんだろうけど、「キル・ビル」ブライドの旦那のお店はどうなってるのかしら。

*3:『女には』の時は思い出さなかったがこれが最適だったのではないかと思う

*4:野球放送の打者のその日の結果も日本では表になってるが、MLBのはSINGLE,WALK,RUNてな具合でこれも日本のほうが分りやすい。そういえば昔山本コータローが「アメリカのTV欄はミヅライ」といってのを思い出す