改めて、森茉莉ってすごいね
森茉莉ってすごいね。 - BEAT-MANgus(椣平夢若食い散らかし記)を書いてからスカッと忘れていたんだけど、先日からの風邪と歯茎の化膿でぼやーっとした頭ん中で、なぜだか森茉莉(モリマリ)って単語がループしてた。
改めてこのマリエと森泉がいっぺんにやってきたような、この氏名はすごいって思ったわけだ。
なにはともあれ語感がすごい。「もりまり」っての柔らかいようでぴしっとしてる。「I Did Mori Mari」って感じ。
んで、アルファベットで「Mori Mari」または「Mari Mori」もしくは「Marie Mori」って綴っても柔らかそうで、でもエッジは効いてる感じはする。
そして、なにより漢字のチョイスが素晴らしい。世界で最もポピュラーな女性名の一つに「ジャスミンJasmin」の漢名を当てるってのが絶妙。
すごい!ってばかり言ってもいられないんで、
- 作者: 森茉莉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1975/05/02
- メディア: 文庫
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愛される少年。愛する男。男同士を嫉妬しながら少年を母のように抱く少女。そして、恋人を美少年の魅力から取り戻そうとする黄昏の女の破滅的な情炎。頽廃と純真の綾なす官能の世界を、言葉の贅を尽して描く
ってな紹介文を読んだだけでお腹いっぱいになってまだ読んでないんだけど、ひとまず由緒ある苗字「森」をよくタイトルに使ったなーと感心してるところだ。