誰かいい加減気付けよ


探偵をしながら中学に
通う名物男トラさん。
右からくる難問も、左か
らくる危機もたちどころ
に解決。なんといっても
カッコイイんです!!

見返しめくって腰抜かすほどにびっくりしたこのコミックスこそ、望月三起也『探偵ハードのサブ』立風書房。初版発行は72年で、今回手に入れたのは1974年12月発行の第6刷である。で、主人公は"サブ"のはずなのにどうして"トラ"かというと、掲載誌が同じ「中一時代」の望月作品で立風書房が出してる『サン学園のトラ』なんじゃないかな、と。

おんなじサブのGoofでも『ミュータント・サブ』*1
の、サブを縛ってたのが鉄鎖だったのが

一コマだけ縄になって、すぐに鎖に戻る

なんてのとは全然違う、非常にトホホ感が漂うミスである。どうしてこんなことになんのか。それも2年もほったらかしにしてんのかちょっと編集者の責任感を疑ってしまいそうではあるが、なんだかその大らかさが妙に心地よかったりもするんである。