倹約と浪費のお江戸財政

江戸時代の財政のしくみは、今日の国家財政の仕くみと決定的に違っている。今日では国家は国民から吸い上げた租税を一度国庫に収め、しかるのちに財政計画にもとづいて、たとえば社会資本のためにとか、景気を振興するためにとか、また貧窮者の生活援助のためにとか、それを政策的に再分配するしくみになっている。しかし、江戸時代の領主経済は再分配の機能をもっていなかった。

という「はじめに」の文で、個人的にはほとんど気が済んでしまった気がするのが


鎖国 ゆるやかな情報革命 (講談社現代新書―新書・江戸時代)』を買いにいってなかったんで買ったんだけど、なんだか続きを読む気がしない。