もう一本、テレキャスも

たぶん去年読みてー、欲しいーといっておって、「欲しい」ということ自体を忘れていた


オーペア物語 (講談社コミックスフレンド)

オーペア物語 (講談社コミックスフレンド)

がひょっこり買えた。

20数年ぶりに読んだんだけど、作者富永裕美のイアン・マックLOVEがひしひしと感じられたし、欄外(というか、雑誌じゃ広告が入ってたんだろう枠)での、イギリスでの悲惨体験記が笑えた。たーだ、ふたりして「こいつら最高なんだよな」と叫んでるわりにはザ・スミス(The Smiths)のつづりが「THE SMITH」になってるのはいただけない。そもそも当時「あなたは世界一のロックボーカリストになってなければ?」なんて質問に「なってないわけがない」なんて答えてた、福沢諭吉なみの自尊心の塊のイアンを主人公の漫画で「スミス最高!」ってのはまずいかもしれん。


ところで、作品中のライブで主人公海野位くんが弾いてるギターは、表紙といっしょの

グレッチ(たぶん)とアコギ

で、実際にイアンが使ってるもんなんだけど、ここはもう一本テレキャスを登場させてもらいたかった。


「不法滞在してるビンボー人がそんな高いギター何本も持ってるのはおかしい」なんて野暮なこというやつは読者にはいなかったっと思われるだけに実に惜しいがする。