Tの衝劇
ひとつめ VHS『ブラック・サンデー』
CICビクター 品番PHF0135
原作者の表記がトーマス・ハリスってだけでも今では違和感がある(ちなみに新潮社の単行本では最初っからトマス・ハリス
)んだけど、坂口紀三和の解説文ではひとっことも触れられてないってのが…まあ、そもそも日本劇場未公開(ワケアリ)な映画だし、発売も86年だからしようがないとはいえ、原作の小説はそれなりに話題になったはずじゃなかったっけ。
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 1986/02/21
- メディア: VHS
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- 作者: トマス・ハリス,宇野利泰
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1976
- メディア: ?
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ふたつめ コミック『デザイナー』
ちょっと前にはBSマンガ夜話「スラムダンク」の回に登場し、「汗がね、臭くないのよ〜」や「同人誌買ってる」と言い放ったり、『プライド』映画化では女優に脅しいれたりと、いつまでも元気な一条ゆかりである。
そんでもって『マンガ夜話 (Vol.2) (キネ旬ムック)』の萩尾望都『ポーの一族』の注釈で(岡田斗司夫のオオボケ発言のフォローのために)、「それまでの少女マンガでは描かれることのなかった、正確な都会の背景、自動車などが青年劇画波の緻密さで描かれ」たと紹介されている
デザイナー (前編) (Queen’s comics premium)
- 作者: 一条ゆかり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/12/18
- メディア: コミック
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そのムックでは亜美の愛車TOYOTA2000GTが、その作画例として挙げられていて、この「T」も充分に衝撃的である―掲載誌が「りぼん」ということもそうであるし、『サーキットの狼』よりも数年、当然「サーキットの娘」よりはずっと早い―のだけど、それより何より野郎の部屋のオーディオコーナーの
オープンリールデッキにしっかりTEACと描いてあるあたりがなんだか妙に凄い。