JMDお色気の血脈

映画秘宝4月号のインタビューで三池崇史監督は『ヤッターマン』の企画がもともと『科学忍者隊ガッチャマン』だったこと、『妖怪大戦争』に引き続いて子供向け(というかオトコノコ向け)に見せたいものを見せるということを語っていて、こんなことも言ってる。

でも下ネタは台本に書くとぜったいに誰かに止められるので、現場の流れでそういう風に仕向けるケースが多いです。

納得である。脚本は『小林小女』のヤツなんだし、誰かってのの筆頭が『さくらのそにょ』松竹(あとオスカーもか)だってことだろう。


その「ガッチャマン」→「ヤッターマン」の間に『科学戦隊ゴレンジャー』を挟むといろんなもんが見えてくるんじゃないかと。
ゴレンジャーVSガッチャマンでも白鳥のジュンモモレンジャーがどっちがエッチかったかが語れられてるように、当時の少年たちはきっちり彼女たちの「お色気」を楽しんでいた。
そんでもって「ガッチャマン」→「ゴレンジャー」は5人の色分け(現在のセンタイもんの男も女もみんなミドでは味わえない醍醐味)が引き継がれ、

紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)

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「ゴレンジャー」→「ヤッターマン」は番組内の悪ふざけ(劇中劇というか戦いの真っ最中のコント)が引き継がれた―「ゴレンジャー」の監督をつとめた竹本弘一、山田稔田口勝彦石井輝男のチーフ助監督の経験があるから、若干東映のあのへんを受け継いでるともいえる。


でも、そのお色気担当が善の方じゃなくて、衣装もスカートじゃなくなったのはなんでだろう。特に衣装がボディスーツになったのはなぜ?