いつもボケッと初版

風と木の詩 1 (フラワーコミックス)

風と木の詩 1 (フラワーコミックス)

巻末にあの寺山修司の「解説」(というかファン告白)が載ってて

このところ、ぼくはすっかりジルベールの魅力のとりこになってしまったようだ。
ぼくはおとなげもなく、毎週金曜日の「少女コミック」が店頭にならぶ時間を心待ちにしている。
こうした胸の高まりは、中学生の頃にジャン・ジュネの「花のノートルダム」をはじめて読んだとき以来のものである

なんて、「ひらがな」の多用が可愛い文章で、寺山がすっかりこの作品に参ってる様がわかるのだけど。
それにしても、このフラワーコミックスの初版が「150円」とはどういうことだろう。


寺山はこうも言ってる

風と木の詩」は、少女コミック風に描かれた、価値紊乱の世界である。その出現は、パリ文壇に、作者不明の「O嬢の物語」や、サドの「ジュスチーヌ」が出現してときの大事件を思わせる。

その大事件が「150円」なのである。背やけなどのかなりの経年劣化を果たし、状態は並以下であるにしても、である。


「サド」が出てきたんで、澁澤瀧彦の『サド復活』を例にとると

サド復活

サド復活


を僕はおよそ10倍の価格で手に入れた。



に至っては30倍だった。



そんでもって、先ほど検索して、今現在アマゾンのマーケットプレイス日本の古本屋資格取得、もっと知りたい、学びたいを応援します - 学校・資格・勉強のサイトで、僕が持ってるのより、良い条件ノモノが安ーく手に入ることを知って愕然としている。